【驚愕】イチローの史上初記録まとめ
現在、大谷や吉田、鈴木など多くのバッターが活躍しているメジャーリーグ。
野手として、この大舞台挑戦のパイオニアになった選手。それは視聴者の皆様もご存じ、日本が誇る世界のレジェンドプレーヤー、イチロー。
日本とメジャーで長年に渡り、数々の大記録を達成してきたことは、もはや言うべきもありません。
イチローの伝説的記録のなかでも『日米通算4367安打』『年間最多安打262本』はあまりにも有名。皆さんもすでに知っているかと思います。
ですが、今回はその他にイチローが樹立した数々の記録の中で、史上初の驚愕記録を紹介していこうと思います。
高卒ドラフト4位でオリックス・ブルーウェーブに入団したイチローは、3年目から日本球界で圧倒的な成績を残しました。
そんな天下無双状態だったイチローは、27歳で日本人野手として初めてメジャーに挑戦します。
当時日本人ピッチャーではパイオニア野茂英雄が活躍していたものの、イチローのメジャー挑戦に対する世間の風当たりは微妙、、
『日本のような活躍ができるわけない!』
というのが多くのメディアやファンの意見でした。
ところが、レジェンドイチローはそんな声を圧倒的成績で黙らせます。
なんと、メジャー挑戦初年度から驚愕の成績を樹立してしまうのです!
史上2人目の新人王とMVPを同時受賞しただけでなく、242安打を放ちリーグ最多安打まで獲得しました!
この3つのタイトルの同時受賞は史上初!
この3つのタイトルだけでも十分すごい記録ですが、なんと首位打者、盗塁王、シルバースラッガー賞、ゴールデングラブ賞も同時に受賞してしまったのです!
この圧倒的な成績を残した若き侍に全米も大熱狂。
新人としては史上初の最多投票でオールスター出場も果たしました。
イチローがパイオニアとして、日本人野手が世界に通用することを証明した功績は後にも先にも消えることはないでしょう!
10年連続シーズン200本安打
イチローの代名詞といえばヒット。
当時、毎日のように複数安打を打っていたイチローに対して、ファンからは冗談で
『イチローなら3打数5安打は余裕で打つね』
と言われるほどでした。
そんなイチローを象徴する記録の一つに10年連続で200本安打があります。
ただでさえ難しい、シーズン200本安打を10年も続けて達成するのはもちろん史上初!
メジャーで最もヒットを放っているピート・ローズでさえ、10回の200本安打を達成しているものの連続ではありません。
メジャー最多安打の偉大な男ですら達成していない記録ですから、いかにイチローが継続してヒットを重ねてきたかがわかりますね。
それでは、現役の選手でイチローの記録を更新する可能性がある選手はいるのでしょうか。
実は200本安打を複数回達成している選手がいます。
それはアストロズのホセ・アルトゥーべ。
アルトゥーべはアストロズ所属で青木の元チームメイトの選手です。
24歳時点の2014年からヒットを量産し、毎年のように200本安打を達成しました。
しかしこの記録も4年連続で途切れてしまい、10年連続の折り返しに到達することもありませんでした。
超一流選手のアルトゥーべですら4年連続ですから、いかにイチローの持つ記録がアンタッチャブルなものかがわかりますね。
もちろん野球は200本安打を打つ競技ではありませんが、
この史上初大記録達成には
・ヒットを打つ能力が高いこと
・上位打線を任せてもらえること
・怪我をしないこと
が絶対条件です。
その全てを持っているイチローだからこその大記録と言えますね。
左バッターとして、対左ピッチャー最高打率
一般的に野球は右バッターは右ピッチャーを打ちにくく、左バッターは左ピッチャーを打ちにくいと言われています。
これは、バッターの背中側から球が来るので少し見にくくなることが理由、と言われています。
実際にいろいろな選手の記録を見ても、打席と逆の手で投げるピッチャーからの打率の方が高い選手がほとんどです。
ということは、さすがのイチローも左ピッチャーを苦手にしていたのでしょうか。
いえ、まったくそんなことはありませんでした。
日本が誇るヒットメーカー、イチローは右ピッチャーも左ピッチャーもものともしません!
むしろ右投手よりも左投手のほうが打率が良いのです。
イチローのメジャーでの対左ピッチャーの通算打率は.329と超高打率。驚くべきことに対右ピッチャー打率.304よりも実は高いのです。
これはトニー・グウィンやベーブ・ルースなどメジャーのレジェンドの左バッターを上回り歴代1位!
通算打率で3割を越えるだけでも超一流の中、対左ピッチャーの打率でこれだけの数字を叩き出せるのはイチローの圧倒的実力がなせる技ですね。
オールスターでランニングホームラン!?
イチローの魅力は、ただヒットを積み重ねることだけではありません。
『ジャパニーズ ニンジャ』
とも言われる、圧倒的瞬足も持ち味です。ちょっと変わった史上初!もご紹介しましょう。
史上初の歴史的瞬間が訪れたのは、2007年のオールスター、イチローの第三打席でのことでした。
ピッチャーのクリス・ヤングから放った打球はぐんぐん伸びていき、ライトフェンスに打球が直撃!
イチローは快足を飛ばして次々とダイヤモンドをかけて行きます。
あっという間にダイヤモンドを一周し、オールスター史上初のランニングホームランを達成したのです!
アメリカスポーツメディアの『ブリーチャー・レポート』は2000年以降の『オールスターで最も歴史的なホームラン』をイチローのランニングホームランとするほどでした。
バッティングが超一流なだけではなく、走塁までもが一級品のイチローはやはり歴史に名を残すレジェンド選手です!
右翼手最多刺殺:7回
イチローの代名詞であるレーザービーム。そのイチローを象徴する記録が年間最多捕殺記録7回。2001年 - 2005年、2009年 - 2010年の計7回記録しており、これは65年ぶり更新されたメジャーリーグ記録です。イチローの魅力が打撃だけでないことは、皆さんもお分かりかと思いますが、このように守備でも長年驚異的な記録を出し続けました。
最速ペースでの3000本安打
最後の史上初はメジャーでのヒットのヒットペースです。
日米通算の本数は世界一のイチローですが、メジャーだけで見るとさらに上がいます。
それはメジャー史上、最もヒットを放った男ピート・ローズの4,191本。
イチローはメジャー単体では3,089本なので1000本以上差をつけた大記録です。
ところが、イチローが日本を経由して27歳時点での挑戦ではなく、直接メジャーに渡った場合この記録さえも抜いたのでは?
と言われています。
イチローがメジャー3,000本の偉業を達成したのは16年目シーズンの42歳時点のことでした。
この日6番センターでスタメン出場を果たした日本が誇るヒットメーカー。
2,999本のヒットを積み重ねて迎えた7回の第四打席。
この日、先発野手で唯一ヒットを放っていないイチローでしたが、最後に決めるのがレジェンドのレジェントたるゆえん。
2ボール1ストライクからの3球目、力強く引っ張った打球はライトの頭上をぐんぐんと超えていきフェンス直撃!
快速を飛ばして悠々とスリーベースになったのです。
メジャーの歴史上でもほとんど達成されていない大記録達成に、敵味方関係なく惜しみない拍手が送られていました。
ところでローズは何年めのシーズンに3,000本安打を達成したのでしょうか?
それはなんと、イチローと同じメジャー16年目のこと。
もしイチローが高校卒業から直接メジャーに渡っていたらどうなっていたでしょうか。
イチローはメジャーに渡る前の日本で7年連続で打率3割を超えた成績を残し、なんと日本最終年には.387を記録!
これだけずば抜けた成績を出していたのですから、きっとメジャーでもすごい成績を残して史上最速の3,000本安打を打っていたことは間違いなかったと思うのは、わたしだけでしょうか?
今回はイチローの史上初の記録を紹介しました。
メジャーで数々の大記録を叩き出し、日本人なら誰もが知っているレジェンド選手のイチロー。
そんなイチローが作った史上初の記録はどれも驚愕のものばかりでしたね。
今後、この記録を大谷や吉田など次の世代が破っていくのかも見どころです。
他にも意外なイチローの史上初の記録を知っている方がいたら、ぜひコメントで教えてください。それではまた次の動画でお会いしましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーー以下テロップとして活用---------------
参考:
打率:.311
本塁打:117
打点:780
盗塁:509
シーズン安打:262
シーズン200安打以上:10回(2001年 - 2010年)※ピート・ローズとタイ記録。※ギネス世界記録に認定[357]。
シーズン5安打試合:4回(2004年)
シーズン月間50安打:3回(2004年5月・7月・8月)
シーズン安打試合数:135両リーグ最多安打:7回(2001年、2004年、2006年 - 2010年)5年連続両リーグ最多安打(2006年-2010年)※史上初
デビュー以来10年連続200安打(2001年 - 2010年)
連続4シーズン最多安打:930(2004年 - 2007年)※75年ぶり更新
外野手1イニング2補殺(2003年5月25日5回表[359])※タイ記録
右翼手最多刺殺:7回(2001年 - 2005年、2009年 - 2010年)※Wally Mosesを65年ぶり更新
5年連続右翼手最多刺殺(2001年 - 2005年)※タイ記録
シーズン打席:762(2004年)※MLB歴代8位[360]
シーズン連続盗塁成功:39(2006年)※MLB歴代2位
シーズン右翼手刺殺:381(2005年)※MLB歴代2位タイ
連続盗塁成功:45(2006年4月29日 - 2007年5月16日)※MLB歴代2位
ゴールドグラブ賞:10年連続、通算10回(2001年 - 2010年)※ア・リーグタイ記録
MLB新人記録
新人最多安打および1年目選手最多安打:242(2001年)※ジョー・ジャクソンを90年ぶり更新
ア・リーグ新人最多単打およびア・リーグ1年目選手最多単打:192(2001年)
ア・リーグ新人最多打数および1年目選手最多打数:692(2001年)
ア・リーグ1年目選手最高打率:.350(2001年)